ヨモギの虫こぶ3種類
2014.11.12 亀山市椿世町の農道で,ヨモギに作られた3種類の虫こぶを見つけた. ヨモギハベリマキフシという虫こぶ.ヨモギクダナシアブラムシがヨモギの葉に作らせる虫こぶで,1年中見られるという.ときには葉全体が巻縮するようだ. ヨモギハベリマキフシ...
View Articleツワブキケブカミバエ
ミバエ科のツワブキケブカミバエ Paratephritis fukaii Shiraki 2014.4.25 尾鷲市で出会ったミバエは,その幼虫がツワブキの葉柄や花梗内に寄生し,ツワブキハグキフクレフシという虫こぶを作る形成者として知られている....
View Articleクロモンコヒラタハナアブ(クロモンコハナアブ)
ハナアブ科Pipiza(コヒラタハナアブ属)のクロモンコヒラタハナアブ(クロモンコハナアブ) Pipiza lugubris (Fabricius, 1775) 2013.9.13 愛知県にて.マツムシソウに訪花するクロモンコヒラタハナアブ(クロモンコハナアブ)と出会った....
View Articleキョウトシギアブ
シギアブ科のキョウトシギアブ Chrysopilus kyotoensis (Frey,1954) キョウトシギアブの和名は,ネット検索しても京都府自然環境目録しかヒットしない.日本昆虫目録には,学名はあっても和名はなく, Type locality;Kitashirakawa 分布;本州 とあるのみ.Kitashirakawaとは京都市左京区北白川のことか....
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エノキハイボフシ 2014.9.9 津市美杉町八知 エノキハイボフシは、フシダニの1種によってエノキの葉に形成される袋状の虫こぶ。葉表に不規則な形に突出し、曲がったり、捻じれたりして先端は丸みを帯びる。生態は不明。本州、四国、九州に分布する。 参考:日本原色虫えい図鑑 エノキハイボフシ 2014.11.12 亀山市椿世町 エノキハイボフシ 2014.9.9 津市美杉町八知 エノキハイボフシ...
View Articleハキナガミズアブ
ミズアブ科のハキナガミズアブ♀ Rhaphiocerina hakiensis (Matsumura) 鳥羽市菅島で2014.7.23にハキナガミズアブと初めて出会った。 体長は5~7㎜。6~8月に出現。中国にも分布するが、日本では本州(岡山、兵庫、三重)、四国(徳島)、九州(熊本、大分)、屋久島、西表島に生息している。タイプ産地は熊本県の葉木。...
View Articleスズキキイロアブの雌雄
スズキキイロアブ♀ Atylotus suzukii 2011.6.24 田中川干潟にて 植物はハママツナ 早川博文さんのアブの分類、生態とその対策(13)によると、 胸背は黄褐色。腹背は黄金色で、腹背第2~5節には黒褐色明瞭な4本の斜状紋を有する。腹背の中央縦斑は明瞭で、黄金色である。腹部は卵形。翅はほぼ透明で、縁紋は褐色明瞭、R4脈に小枝を有する。頭幅は胸幅より著しく大きい。...
View Articleムネグロメバエ
メバエ科メバエ亜科のムネグロメバエ Conops (Asiconops) opimus Coquillett ムネグロメバエと同定できている標本を持っている。その生態写真も撮っていたので紹介する。2011.6.21津市河芸町の丘陵地帯にて。三重県では既知の記録はない。...
View Articleホソシモフリコメツキ
コメツキムシ科のホソシモフリコメツキ Actenicerus kiashianus (Miwa) ホソシモフリコメツキは,原色日本甲虫図鑑Ⅲによると,シモフリコメツキの近似種で暗銅色の金属光沢を有し,前胸背版は粗に密に点刻される,本州に分布する.同図鑑には図示されていない. 三重県内では 鈴鹿山脈の入道ケ岳,宮指路岳,野登山から記録されている.他にも記録があるのかもしれないが,私には分からない....
View Articleクビボソジョウカイ♀
ジョウカイボン科のクビボソジョウカイ Hatchiana heydeni (Kiesenwetter) 原色日本甲虫図鑑Ⅲによれば,クビボソジョウカイは,体長9.0-12.2㎜.色彩にはかなりの変化がある.前胸背板の幅は長さの約1.5倍.すべての爪は基部が顕著に膨れる. 今坂氏のリストによれば,本州(関東以西),四国,九州に分布する. 2012.5.3 亀山市
View Articleヤノニンフジョウカイ♀
ジョウカイボン科のヤノニンフジョウカイ♀ Asiopodabrus lictorius (Lewis) 別名をミヤマクビボソジョウカイという.研究者によって和名が異なる. 原色日本甲虫図鑑Ⅲによると,体長は5.8-7.7㎜.頭部および前胸背板は密に点刻される.前胸背板の幅は長さの約1.2倍.♂の前,中肢の爪は2裂状で,後肢の爪は基部が顕著に膨れる....
View Articleクロニンフジョウカイ♀
ジョウカイボン科のクロニンフジョウカイ(クロヒメクビボソジョウカイ) Asiopodabrus malthinoides malthinoides (Kiesenwetter) 2010.4.28 鈴鹿市国府町 原色日本甲虫図鑑Ⅲによると,4.5-6.5㎜.前胸背板は幅と長さが同じ.♂前,中肢の爪は2裂状で,中,後肢の爪は基部が顕著にふくれる.本州....
View Article桜 プリンセス雅
鈴鹿市の八野町と長法寺町にまたがって,深谷(ふかだに)公園がある.この公園横の道路は何度も通っていたが,芝生ばかりの公園だと思っていて,これまで立ち寄ったことがなかった.最近になって公園敷地内には雑木林や湿地もあることが判り,それからというもの足しげく通うことになった....
View Articleヤドリバエ科Compsoptesis属の一種
Tachinidaeヤドリバエ科Phasiinaeヒラタヤドリバエ亜科Phasiiniヒラタヤドリバエ族のCompsoptesis sp. 2014.9.26いなべ市の員弁川河川敷にて しかるべき方に同定していただいた. Compsoptesis属はどうやら日本に複数種がいるらしい.しかし,日本昆虫目録第8巻を見ても,載っていない....
View Articleキバラガガンボ♂
ヒメガガンボ科のキバラガガンボ Eutonia satsuma(Westwood,1876) 2015.6.29 鈴鹿市の深谷公園 あじさいの花が咲く林縁でキバラガガンボを見つけた.亀山の公園でもかつて見つけたことはあるが,撮影できたのは今日が初である.体長は23㎜ほど....
View Article樹液生活者のカトウトゲアシモグリバエ
トゲアシモグリバエ科のカトウトゲアシモグリバエ Traginops orientalis naganensis Kato, 1952 2015.6.4 鈴鹿市の深谷公園.樹液の出ているクヌギの木に,翅に斑紋のある小さなハエが複数個体居るのを見つけた....
View Articleハチモドキハナアブ
ハナアブ科のハチモドキハナアブ Monoceromyia pleuralis (Coquillett, 1898) 2015.6.29 鈴鹿市の深谷公園.樹液の出ているクヌギの木にハチモドキハナアブ♂を見つけた.産卵しているかのように見えたが,♂だったので何をしているのか分からない....
View Articleコバノカモメヅル
ガガイモ科カモメヅル属のコバノカモメヅルVincetoxicum sublanceolatum 雨の日が続き,しばらく調査に行けなかった鈴鹿市の深谷公園に出向いた.湿地周りでコバノカモメヅルの花を見つけた.この花を初めて見たのは15年前,他の植物に絡み付いて赤紫の花を咲かせていた.美しくか弱いものが何かに縋り付いて生きている.大好きな花だ....
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