
ハナアブ科のハチモドキハナアブ Monoceromyia pleuralis (Coquillett, 1898) 2015.6.29
鈴鹿市の深谷公園.樹液の出ているクヌギの木にハチモドキハナアブ♂を見つけた.産卵しているかのように見えたが,♂だったので何をしているのか分からない.
京都府のレッドデータブックでは,「里山的環境に生息する種で、環境指標性が高い。またハチに擬態を示す特異な種として学術的にも貴重。」として準絶滅危惧種に選定している.また,「触角が長く、黒色のくびれた身体に黄色の斑紋がある。同所に見られるオオフタオビドロバチに酷似して、見誤るほどである。」という.
岡山県のレッドデータブックでは,「コナラ、アベマキなどの樹液付近で目撃されることがあるが、個体数は多くない」として,情報不足種に選定されている.
三重県レッドデータブック2015では,「里山や低山地にみられ,樹液のしみでたクヌギに集まる.局地的に分布し,個体数も多くはない.」として情報不足種に選定している.近年,明和町からの記録がある.
日本昆虫目録(2014)によると,分布は本州,四国,九州,ロシア極東部.

ハナアブ科のハチモドキハナアブ Monoceromyia pleuralis (Coquillett, 1898) 2015.6.1

ハナアブ科のハチモドキハナアブ Monoceromyia pleuralis (Coquillett, 1898) 2015.6.29